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ピりピでの伝道

  • 執筆者の写真: 日本語キリスト教会 デュッセルドルフ
    日本語キリスト教会 デュッセルドルフ
  • 11月2日
  • 読了時間: 4分

聖書箇所:使徒の働き15章36節~16章34節)

暗唱聖句:「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」

使徒の働き16章31節


先週のお話を覚えていますか。先週はエルサレム会議のお話でした。

エルサレムで行われたこの話し合いで、どんな人でも誰でも、ただイエス様を救い

主として信じるだけで救われるということをみんなで確かめ合いました。

パウロは「どんな人でも誰でも、ただイエス様を救い主として信じるだけで救われ

る」ということを前に伝道旅行に行った町の人達やまだイエス様の救いを知らない

人たちに知らせたいと思って、もう一度、伝道旅行をすることにしました。

今回、パウロはシラスと一緒に伝道旅行に出かけることにしました。

こうして、パウロとシラスはマケドニアのピリピという町にやって来ました。

ユダヤ人たちが集まってお祈りしているところへ行って、パウロたちがイエス様の

ことをお話していると、じっとパウロたちのお話を聞いているリディアという女の

人がいました。

リディアの心の中を神様が開いてくださって、イエス様を信じるように導いてくだ

さったから、パウロたちのお話をじっと聞いているうちに、リディアはイエス様の

救いを信じて、パウロたちを自宅に招待しました。

リディアの家族の人たちもパウロのお話を聞いて、イエス様の救いを信じることが

できるように神様が導いてくださいました。

パウロたちがピリピの町で伝道を続けていたある日の事です。

パウロは悪い霊に取りつかれた占い師の女の人から、悪い霊を追い出しました。

すると悪い霊が追い出された女の人は占いをする力がなくなってしまって、占い師

の商売を続けていくことができなくなったから、その女の人のご主人様がカンカン

に怒り出して、パウロたちを捕まえて役人のところへ引っ張っていきました。

そしてパウロとシラスは役人たちにムチで打たれてから牢屋に入れられてしまいま

した。

真夜中、真っ暗な牢屋の中で、パウロとシラスは神様に祈りながら、賛美の歌を歌

っていました。

すると突然、グラグラグラグラ、ガタガタガタガタ、ものすごい音がして、地面が

揺れ始めました。

大地震です。

この地震で、なんと、牢屋の頑丈な扉が全部開いたのです。

開いてしまった牢屋の扉を見て、牢屋の番をしていた役人は、牢屋に入っている人

たちがみんな逃げ出してしまったと思いました。

そして、ちゃんと牢屋の番をできなかった事で責任を取らされて処刑されてしまう

くらいなら、自殺しようと、役人が剣を抜いたちょうどその時、

「何をしているんだ、やめろ。死んじゃだめだ、死ぬんじゃない。私たちはみんな

ここにいるんだから」

と、パウロは大きな声で叫んで、役人の持っていた剣を奪い取りました。

役人は震えながらパウロとシラスの前にひれ伏して言いました。

「先生がた、救われるために、私は何をしたら良いのでしょうか、教えてくだい」

パウロとシラスは役人に言いました。

「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」

役人の心の中を神様が開いてくださって、イエス様を信じるように導いてくださっ

たから、役人はイエス様の救いを信じて、パウロたちを自宅に招待しました。

役人の家族の人たちもパウロたちのお話を聞いて、イエス様の救いを信じることが

できるように神様が導いてくださいました。

こうして、リディアという女の人とその家族、そして、牢屋の番をしていた役人と

その家族、この二つの家族からピリピの教会が始まりました。

私たちのかたくなな心にも神様が手を差し伸べてくださいました。

そしてイエス様の救いを信じる事ができるようにと、神様が私たちを導いてくださ

いました。

この大きな神様の憐みに感謝します。

 
 

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