聖書箇所:ルカ24章35~49節
主題:イエスはご自分が生きていることを示された。
暗唱聖句:「キリストは死者の中からよみがえって、もはや死ぬことはありません。」(ローマ6章9節)
目標:イエスがご自分の復活を信じるように弟子たちを導かれたことを知り、自分への導きをも望む。
導入:思い通りにならなかったことで、がっかりして悲しむことがありますよね。イエス様の弟子たちは、イエス様が十字架の上で死なれたことを悲しみ、希望を失っていました。「イエス様はよみがえられた。」と言う知らせも、がっかりしすぎていたのか、受け入れることができませんでした。そんな弟子たちでしたが、イエス様はお見捨てになっていませんでした。
1.私の手や足を見なさい。
イエス様の弟子たちは、エルサレムにある1つの部屋に集まり、戸に鍵をかけて閉じこもっていました。イエス様を十字架にかけた人たちが、自分たちを捕まえに来るのではないかと恐れていたからです。(ヨハネ20章19節)そこに仲間が二人、エマオから戻ってきて、「私たちは、イエス様に会いました」と言いました。(先週のお話を思い出してください。)
「では、本当によみがえられたのだろうか?」そう話し合う弟子たちの真ん中に、突然イエス様がお立ちになりました。イエス様は、「平安があなた方にあるように」とおっしゃいましたが、弟子たちは、「幽霊だ!」と恐れて震えています。
弟子たちのその様子をご覧になったイエス様は、「怖がらないで、私の手や足を見なさい。私に触ってみなさい。ちゃんと体があるでしょう。」とおっしゃって、十字架につけられた時のくぎの傷跡のある、手と足を見せて下さいました。
でも、弟子たちは、まだすっかり信じられないような顔をしています。そこで、イエス様は、今度は「ここに何か食べ物がありますか」とお尋ねになり、弟子たちが差し上げた焼いた魚を召し上がりました。弟子たちはようやく、「イエス様は、私たちがよく知っているままの生きたお体で、本当によみがえられたのだ。」と信じることができました。
2.聖書の約束
ルカの福音書24章44節を読みましょう。
44.さて、そこでイエスは言われた。「私がまだあなたがたと一緒に居た頃、あなた方に、話したことばはこうです。私について、モーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」
イエス様は、弟子たちにご自分が十字架に掛かる前に話していらっしゃったことを思い出させました。それは、「救い主であるイエス様について聖書に書かれていることは、必ず成し遂げられる」ということでした。そして、イエス様はご自分の話の意味がはっきり分かるように、弟子たち一人一人の心を開いてからご説明してくださいました。46節を読みましょう。
46.こう言われた。「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、」
聖書には、「キリスト(救い主)は、苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえる。」と書かれていたのに、弟子たちは、イエス様がよみがえられたと聞いても信じられませんでした。それでも、イエス様が弟子たちの真ん中に現れ、優しく語りかけて下さったので、今は信じるようになれたのです。
続けて、イエス様はおっしゃいました。47~48節を読みましょう。
47.その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。
48.あなたがたは、これらのことの証人です。
これからは、弟子たちが「自分の罪を悔い改めて、救い主イエス様を信じる人はイエス様のお名前によって罪を赦される」という、神様のお約束を、あらゆる国の人々に宣べ伝えていくというのです。
イエス様が生きておられるということを信じられず、疑い、恐れていた弟子たちを赦してくださったように、イエス様は私たちの罪を赦してくださいます。
イエス様は、十字架に掛かって私たちの罪の罰を代わりに受け、死に打ち勝ってよみがえってくださいました。イエス様を救い主として受け入れる人は、すべての罪を赦され、新しく生きる永遠のいのちを頂けます。イエス様は、イエス様の死と蘇りを信じた弟子たちに、「あなたがたは、これらのことの証人となります」とおっしゃり、新しい使命を与えて下さいました。
弟子たちは、「そんな大事な働きが自分たちにできるだろうか」と不安に思ったかもしれません。そんな弟子たちにイエス様は、「わたしは、神様が約束されたものをあなたたちに送ります。神様のお力を受け取るために、エルサレムにとどまっていなさい」と、お命じになりました。弟子たちは、イエス様のおことばをしっかり受け止め、神様のお約束を感謝して待ち望むことにして、よみがえったイエス様が共に居て下さることを喜びました。
聖書箇所:ヨハネ19:17〜42
暗唱聖句「この御子にあって、私たちは、贖い、すなわち罪のよしを得ているのです」(コロサイ1・14)
目標:十字架にかかって救いのみわざを完成された主イエスに感謝し、自分自身の救い主として信じる。
導入:
罪のないイエス様が、十字架につけられることが決まってしまいました。イエス様は十字架の上からも、幾つかのことばをお語りになりました。今日の聖書の箇所には、そのうちの三つが出てきます。どんなおことばだったのか、どんなお気持ちでおっしゃったのか、よく聞いてみましょう。
一 十字架につけられた主イエス様(17〜24節)
イエス様は重い十字架を担がされ、ゴルゴタという場所に連れていかれました。頭蓋骨という意味の、苦しみの場所です。「カーン、カーン」。くぎを打つ音が響き、イエス様は、手首と足首を太いくぎで十字架に打ちつけられました。イエス様の両側には、別の犯罪人も十字架につけられました。
イエス様の頭の上には、「ユダヤ人の王、ナザレ人イエス」と書いた札が掲げられました。誰でも読めるように外国のことばでも書かれていました。
イエス様を憎むユダヤ人のリーダーたちは、総督のピラトに「イエスは私たちの王ではありません。『ユダヤ人の王と自分で言っていた』と書いてください」と抗議しましたが、ピラトは聞き入れずに「私が書いたままにしておけ」と答えました。
イエス様を十字架につけたローマ軍の兵士たちは、イエス様から奪い取った服をくじを引いて山分けにしました。そんな心ない人たちがいたことも、聖書に預言されていたとおりだったのでした。
二 マリアとヨハネに(25〜27節)
イエス様の十字架のそばに、イエス様のお母さんのマリアが、ほかの三人の女の人たちと一緒に来て、つらそうにイエス様を見上げていました。
イエス様は、マリアと、弟子のヨハネもそこにいるのを見て、マリアには「これからは、その人があなたの息子です」と、そしてヨハネにも「その人は、あなたのお母さんです」とおっしゃいました。この時から、ヨハネはマリアを自分の家に引き取って、見守りながら一緒に生活することにしました。
三 救いのみわざの完了(26〜30節)
28節を読みましょう。イエス様は十字架の苦しみの中で「わたしは渇く」とおっしゃいました。それは、救い主について書かれた聖書のことばがそのとおりになるためでした。イエス様は、すべてを神様のご計画のとおりになさったのです。
それを聞くと、兵士たちは薄めたぶどう酒をしみ込ませたものを枝につけて、イエス様の口元に差し出しました。30節を読みましょう。イエス様は「完了した」とおっしゃいました。これは、神様が私たちすべての人を罪から救うご計画が完成した、ということです。そしてイエス様は静かに頭を垂れて、息をお引き取りになりました。
四 イエス様の埋葬(31〜42節)
イエス様が亡くなったことが確かめられると、ひそかにイエス様の弟子になっていたアリマタヤのヨセフという議員がピラトのところにやってきて、「イエス様の体を引き取らせてください」と願い出ました。
ヨセフは、ニコデモという議員と一緒にイエス様をお墓に葬る準備をしました。お体に香料を塗り、亜麻布を巻きました。もうすぐ日が沈み、安息日が始まると、家から出てはいけなくなります。ヨセフはゴルゴタの近くに、自分のために用意した新しいお墓を持っていたので、二人は大急ぎでそこにイエス様を葬りました。
暗唱聖句の説明
暗唱聖句を読みましょう。「贖い」とは、簡単に言うと「代わりにお金を払う」という意味です。イエス様は十字架にかかり、罪がある私たちが受けなければならない罰をすべて代わりに受けてくださいました。そのようにして私たちを罪から救うことは、神様のご計画で、イエス様はそれを完全に成し遂げてくださいました。ですから、イエス様を救い主として信じる人は誰でも、どんな罪でも必ず赦されます。信じて、感謝しましょう。
聖書箇所:ヨハネの福音書18章28節~19章16節
暗唱聖句:「キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。」
(第1ヨハネ3章16節)
先週は、イエス様がユダヤ人の指導者たちに捕まったお話でした。
どうしてイエス様は逮捕されたのでしょうか。
何にも悪いことをしていないのに。
目が見えなくて困っている人や歩けない人、病気で苦しんでいる人を癒してくれたり、いつも助けてくださるイエス様。
神様はこんなにも人を一人一人どんな人のことも、憐れんで愛してくださっているんだよ、と話してくださるイエス様。
神様の国はこんなところだよ、と優しく語ってくださるイエス様。
イエス様のお話をもっと、もっと聞きたい。イエス様についていきたい、と思う人たちはたくさんいました。
でも、ユダヤ人の指導者たちはそんなふうには思っていませんでした。
ユダヤ人の指導者たちは、みんなが自分たちよりもイエス様に従うようになるのを恐れたので、目障りなイエス様を殺そうと一致団結したのでした。
指導者たちはイエス様をローマの役人ピラトのもとに連れて行きました。
ユダヤ人はローマ帝国に支配されていたため、ピラトに判決を出してもらう必要があったからです。
「自分で自分のことを王様だと言っている悪人を連れてきました」
ユダヤ人の指導者たちはピラトに言いました。
ピラトはイエス様についてこれまでの事を色々調べたり、直接イエス様に質問したりしましたが、いくら調べても悪いところを見つけることができませんでした。
「悪人だと言って、あなたたちが連れてきたあの人ですが、いくら調べても悪いところを見つけることができませんでした。あの人は何にも悪い事をしていませんよ」
「いや、いや、いや、いや、ちょっと待ってください、ピラトさん。
自分の事を神様の子だと言ったり、王様だと言ったりするイエスを赦すって事は、いいですか、ピラトさん、ローマ帝国の役人のあなたがローマ皇帝に反逆するっていう事になるんですよ。それでもいいんですか。ピラトさん、お偉い役人のあなたが、まさかローマ皇帝に逆らうなんて、そんな事って、ありえないんじゃないですか。」
ユダヤ人指導者たちに脅されたピラトは思いました。
ああ、おそろしいなぁ、怖いなあ。
ああ、何とかしてこの場を丸く平和におさめたいなぁ。
そうだ、ピラトは一つ思いついて言いました。
「そうです、みなさん、聞いてください。過ぎ越しの祭りの日には犯罪人を一人釈放することになってるから、あの人は過ぎ越しの祭りの日に釈放することにしましょう」
「バラバだ、バラバを釈放しろ」
ピラトの判断に納得できず、ユダヤ人指導者たちは強盗のバラバを釈放するようにとピラトに向かって叫びました。
「イエスを十字架につけろ、イエスを十字架につけろ」
「十字架につけろ」
「そうだ、十字架だ、十字架」
ユダヤ人指導者たちの叫び声はますます大きくなってきて、丸くおさめるつもりが、騒ぎは大きくなるばかりです。
だんだんと怖くなってきたピラトは思わず、
「もうあなたたちで勝手にしなさい。あの人を連れて行って、自分たちで気が済むようにあの人を十字架につけなさい」
と、口走ってしまいました。
それによって、イエス様が十字架につけられて死刑にされる事が決まりました。
「やったー、やったぞー、ついに十字架が決まったぞー」
ユダヤ人指導者たちはピラトの判決に大満足、大喜びです。
妬みでいっぱいのユダヤ人指導者たちの訴えが勝ったように見えます。
でもイエス様は、神様の救いの計画がある事を知っていました。
だから、イエス様は自分には罪がないと言ったりしないで、十字架で死刑にされる事を受け入れてくださいました。
ここに、すべての人を罪から救ってくださる神様の大きな愛を見ることができます。