選ばれたダビデ
- 日本語キリスト教会 デュッセルドルフ
- 3月8日
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主題 心をご覧になる神
暗唱聖句 「人はうわべを見るが、主は心を見る。」第一サムエル記16章7節
目標 神は人の心をご覧になり、正しい評価をなさる方であることを知る。
導入
私たちは見た目でひとを判断しています。第一印象でこの人は苦手だなと思った人があとで親友になってくれたりします。相手の良いところは心の中に隠れているかもしれないのです。神様は人のうわべでなく、心の中をご覧になるお方です。神様は人の心を見て、神様に従う心を持った人を、サウルの次の王様としてお選びになりました。
1 エッサイのもとに遣わされるサムエル
サムエルは初めて王としてたてられたサウルが神様に従わなくなってしまったことにとてもがっかりしていました。神様はそんなサムエルにおっしゃいました。「いつまでサウルのことで悲しんでいるのか。私は次の王になる人を見つけている。ベツレヘムのエッサイという人のところに行きなさい。彼の息子たちの中に新しい王がいる」
サムエルは、サウル王に知れたら自分の命が危ないと不安でしたが、神様は「礼拝のために来たと言って、エッサイを食事に招きなさい。そこで私が王として選んだ人を教えよう。あなたは私のためにその人に油を注注きなさい」。サムエルは神様を信じてベツレヘムに出かけ、神様の命令通りにエッサイとその家族を食事に招きました。
2 神様に選ばれたダビデ
エッサイは息子を1人ずつ紹介しました。最初に紹介された長男のエリアブはとても背が高くて、見るからに立派な青年でした。サムエルはきっとこの青年が次の王として選ばれるに違いないと思っていました。けれども、神様はサムエルにおっしゃいました。「彼の容貌や、背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。」。
7人の息子たちが次々と挨拶しましたが、神様が選んだ人ではありませんでした。「あなたの息子はこれで全員ですか」とサムエルが尋ねると「あと1人末っ子がいますが、まだ子供で今外で羊の世話をしています」とエッサイが答えました。外にいたダビデは、血色も良く、目がキラキラと輝いている少年でした。神様はサムエルに「さぁ、この子に油を注ぎなさい。私が選んだのはこの子です。」サムエルは神様がおっしゃる通りにダビデに油を注ぎました。神様の祝福のしるしです。その日からダビデには神様の霊が注がれるようになりました。
3 サウルに使えるダビデ
神様に従わなくなったサウルからは、神様の霊が離れ、祝福が去っていきました。その代わりに災いをもたらす霊が下されたので、サウルをまるで病気の人のようになりました。家来たちは心配しサウルの心を癒すため、竪琴のうまい人を探しました。そこで心を癒すために呼ばれたのがダビデです。ダビデはサウルにつかえるようになり、竪琴をひいてサウルを元気づけました。こうしてダビデが王様になるための準備が神様のご計画によって始まったのです。
ポイント: 外見に惑わされないで、人の心を探る神様に信頼し歩みましょう!