- 2月15日
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聖書箇所:マタイの福音書21章1節~11節
暗唱聖句:「見よ、あなたの王があなたのところに来る。柔和な方で、ろばに乗って」
(マタイの福音書21章5節)
先週までは旧約聖書のお話が続いていましたが、今日から3月までは、十字架に向かっていくイエス様のお話になります。
昔からの預言のとおりにベツレヘムでお生まれになったイエス様は、30歳になった頃から、ガリラヤの周りの町や村をまわって、病気で苦しんでいる人たちを治してくださったり、弟子や多くの人たちに神様の国について語ったり、救い主としての働きをしていまし
た。
イエス様が十字架にかかる日が近づいていたある日のことです。
イエス様は弟子たちと一緒にエルサレムへと向かって歩いていました。
エルサレムのすぐ近くにある村に来たところで、イエス様は二人の弟子に言いました。
「ちょっとこれから二人で向こうの村に行って、ろばの親子を連れてきてください。向こうの村に行くとすぐにあなたたちはつながれているろばの親子を見つけるから心配しなくても大丈夫。もし誰かに何か言われたら、主がお入り用なのですと言えば、すぐにろばを渡してくれますよ」
二人の弟子たちは「イエス様はなぜ、ろばが必要なのかなぁ」と不思議に思いましたが、イエス様に言われたとおり、向こうの村へ出かけていきました。
イエス様が二人の弟子たちにろばを連れてくるように言ったのにはちゃんとワケがありました。
それはイエス様の時代よりも500年前に生きたザカリヤが預言して言った神様の約束があったからです。
イエス様がろばの子に乗ってエルサレムに行ったことによって、「見よ。あなたの王があなたのところに来られる。柔和で、ろばの背に乗って、それも、荷物を運ぶろばの子に乗って」という神様の約束が実現したのでした。
「イエス様、イエス様がおっしゃた通りです。ろばを見つけることができました。」
弟子たちはろばをイエス様のところへ連れてくると、ろばの背中に自分たちの上着をかけました。
それからイエス様はろばの背中にそぅっと腰かけました。
ろばの子どもは、小さいけれど力持ち。
イエス様が自分の背中に乗ってくださっているからとっても嬉しそう。
カッポ、カッポ、カッポ、カッポ。
子どものろばがエルサレムへ向かってゆっくりと歩き始めると、大勢の人たちがイエス様の乗ったろばの周りに集まってきてきました。
大勢の人たちは着ていた上着を脱いでその上着を地面に敷いたり、周りにある木から木の枝をとってきて、木の枝を地面に置いたりして、イエス様を乗せたろばが通る道を作って、イエス様や弟子たちと一緒に歩き出して、大行列ができました。
エルサレムの町へと向かう人たちは子どものろばに乗ってやって来られたこの人こそ、神様が私たちの為に送ってくださった救い主だ、今、私たちの為に救い主が来られたぞ、とうれしくてうれしくてたまらなくて、みんな「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に」と叫んで大喜びしました。
「ホサナ」とは「今こそお救いください」という意味です。
でも、大喜びで「ホサナ、ホサナ」と叫んでいる人たちはイエス様がどんな救い主なのかを本当には分かっていませんでした。
ローマ帝国から自分たちを解放してくれる強い王様だとイエス様に期待して「ホサナ、ホサナ」と叫んでいたからです。