ソロモンの失敗
- 日本語キリスト教会 デュッセルドルフ
- 8月24日
- 読了時間: 3分
聖書箇所:第一列記10章1節~11章13節
主題: 神を愛して従い通す
暗唱聖句: 「神の命令を守ること、それが、神を愛することです」第一ヨハネ5:3
目標: 罪への誘惑に気づいて、それを退け、神への愛ゆえに、最後まで神に従う道を選び取るものとなる。
導入
神様から知恵をいただいたソロモンは上手に国を収めました。神様を礼拝する立派な神殿をたて、自分の豪華な宮殿をたて、周りの国とも良い関係を築いて盛んに取引をしました。イスラエルは平和で豊かな国になりました。私に従って歩み続けるなら、あなたを祝福すると言うお約束通り、神様はソロモンイスラエルを祝福してくださった。
1 シェバの女王が見たソロモンの繁栄
ソロモン王の賢さは周りの国にも広く知られるようになりました。ある時、シェバと言う国の女王がソロモンの評判は本当なのか、確かめようと贈り物を持ってやってきました。そして神様がソロモンに与えたと言う知恵の力を試すため、難しい質問をたくさんぶつけました。ソロモンはその全てを見事に答えました。女王はソロモンの賢さに感心し、また豊かな繁栄ぶりを見て息も止まるほど驚きました。「あなたのそばにいる人たち、家来たちはみんな幸せでしょう」。遠い国から来た女王は、ソロモンに知恵を与えて国を栄えさせる神様がおられることを知って褒めたたえました。他にも大勢の人がソロモンに会うためにイスラエルに贈り物を持ってきました。ますますイスラエルは豊かになりました。ソロモンは地上の王様の中で1番知恵深く豊かでした。神様に従うソロモンとイスラエルを神様が祝福してくださったからです。
2 ソロモンの失敗
これほど神様の祝福をいただいて栄えたソロモンでしたが、大変残念なことにその心はだんだん神様から離れていってしまいます。ソロモンは周りの国々と良い関係を築くために、当時よく行われていたように、外国の国の女の人たちを大勢王妃として迎えました。けれど、それは神様がイスラエルのために禁じていたことでした。
神様は他の神々に従ってはならないとはっきりと命じ、偽の神々を拝む外国人との結婚は、やがてイスラエル人の心も偶像に向かわせてしまうと警告しておられました。けれど、ソロモンは偶像を拝む王妃たちを大切にするあまり王妃たちの願いを聞いて偶像を礼拝する場所を作っただけでなく、自分も一緒に拝むようになってしまったのです。神様はソロモンに私の命令にいつも聞き従うなら、イスラエルを祝福すると素晴らしい約束をしてくださいました。それなのに、ソロモンは神様の命令を破ってしまったのです。ソロモンの心が神様から離れたのをご覧になって、神様はとても悲しまれたことでしょう。
神様はそんなソロモンに裁きをお告げになりました。神様の言葉通り、イスラエルの国はソロモンが死んだ後2つの国に分裂してしまいます。けれど、これも神様のお約束によって別れた一方の国をソロモンの質問が受け継ぎ、将来へこの子孫から救い主イエス様がお生まれになります。
ポイント
どんなに祝福されて神様に豊かな知恵を与えられた人でも神様から離れてしまう危険性があります。皆さんはイエス様に従い通す人生を選ばれますか?